ITコミュニケーション™とは?

「ITコミュニケーション™」とは、IT基礎知識を持ち、専門的な用語や知識を共有し、技術的な詳細を論じ、論理的かつ明確に情報を伝達するプロセスの事です。これには、人と人とのコミュニケーションだけでなく、AIとのコミュニケーションも含まれます。

「ITコミュニケーション™」と似た言葉に「デジタルコミュニケーション」という言葉がありますが、この二つは全く異なる概念です。「デジタルコミュニケーション」はインターネットやスマートフォンを使ってコミュニケーションをとることを言います。

「ITコミュニケーション™」はコミュニケーションプロセスとその実践を含みます。

異なる部門や役職、バックグラウンドを持つ個人やチームが、プロジェクトや業務を効率的に進めるためには、お互いに情報を明確に伝え合う必要があります。そのため、人間とAIを含む全要素が、ITコミュニケーション™を通じて効果的な意思疎通と共通の理解を築くことで、協力し合い、目標達成をめざします。

人と人とのITコミュニケーション™においては、業務遂行に必要な専門用語の適正な使用、透明性の高い情報共有、課題解決能力、チームワークの促進、目標設定の明確性、リーダーシップの発揮、適時なフィードバック提供、そして効果的なコーチングが、組織の成功要素として含まれます。ITコミュニケーション™は、効率的なプロジェクト管理、スムーズな業務遂行、イノベーションの促進、および組織全体の成功に不可欠な要素です。

システムを利用するエンドユーザーとの対話でもITコミュニケーション™は重要です。専門用語を避け、シンプルかつ分かりやすい言葉を使用して、ユーザーにITの概念や情報を伝える必要があります。

さらに、ビジネス社会においては、今後近い将来、AIとのITコミュニケーション™が、仕事の精度、品質を左右します。そのためAIとのITコミュニケーション™の技術は企業の優劣を決める大きな要素になっていきます。

AIとのITコミュニケーション™においては、特に質問力が重要となります。

例えば既存業務にAIを組み込んだ場合は、その質問力の良し悪しで、商品やサービスの品質が変わっていくため、細心の注意が必要です。

今後のビジネスを進めるにあたり、「ITコミュニケーション™」は欠かせないプロセスであり、実践であり、技術です。ITコミュニケーション™を組織として導入し、個々人が身につけることで、対人・対AIと良好で成果につながる関係を築きやすくなります。

この記事を書いた人

徳永 哲也のアバター 徳永 哲也 ビズテクニカルサポート株式会社 代表

IT業界での36年間の経験と知識を生かし、ITに関心はあるけれども専門知識を持つ社員がいなくてお困りの企業様に向けて、ITを効率よく活用していただき、活動の基盤としていただきたいという想いから発信させていただいています。
IT利用の長所と短所、システムと人の連動、業界の動向、ITコミュニケーション™等について、IT会社社長である徳永の考察を交えて、様々な視点から"分かりやすく" ITの世界を解説してお届けしています。

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